鴨川市浜荻の水産物直売所「道の港 まるたけ」で5月3~5日、南房総で育ったウナギ「南総里見うなぎ」の商品を提供するイベントが開かれる。房総半島台風からの復興の後押しへと養殖を始め、安定供給できる環境が整った。肉厚で脂の乗り良く、タレとの相性も抜群。担当者は「千葉県産ウナギの美味を、ぜひ舌で確かめて」と来場を呼びかけている。 「南総里見うなぎ」は、東海建設(本社・南房総市)のグループ会社「日本DSSフーズ」が、2019年の同台風で甚大な被害を受けた鋸南町の復興を支援しようと町内の休耕田に養殖施設を整備。稚魚は山から引いたミネラルたっぷりの水を使い無投薬で育てている。昨年6月に稚魚を放ち始め、順調に生育。安定供給が可能になった。 商品作りは、料理人に“弟子入り”するなどして技術を身に付けた。タレは脂たっぷり肉厚食感に合うように甘めに仕上げている。 イベントは、土用の丑(うし)の日を見据え、上質な県産うなぎのアピールと消費拡大、復興支援につなげようと企画した。「ミニうな丼」「肝煮」「かば焼き」「白焼き」などをリーズナブルな価格で提供する。 3日間とも午前10時~午後3時。問い合わせは同社(電話)0470(29)7703。
- Thai Duy
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